朝、僕のベッドに、紙で作った僕の頭が置いてあった。電話の向こうの妻は、三日前から実家にいる。
朝、誠が寝室のベッドを見ると、紙で作った自分の頭が置かれていた。実家にいる妻の千尋は、昨日見た脱獄の特集を引き合いに、静かに質問を重ねていく。誠は三日間、ソファで寝ていたという。約282文字の、電話の会話劇のミステリー掌編。実際の事件をモチーフにしたフィクションです。