先輩から届いた「見分け方」を信じて、私は満員の仮装の車内を端から見ていく。安心した、その先で。
ハロウィンの夜、満員の終電。会社員の「私」は、先輩から聞いた「本物は目が合っても笑い返さない」というルールで、仮装した乗客を一人ずつ確かめていく。ほとんどの乗客が笑い返し、ほっとしたとき、ただ一人だけ笑わない乗客に気づく。約300字の、ルール系の意味が分かると怖いホラー掌編。