水曜の乾燥機の表紙
恋愛完結音声あり

水曜の乾燥機

ぼる

水曜の夜九時、コインランドリーでだけ会う人がいる。返したら、この水曜が終わる気がして、私は靴下を拾い続けた。

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あらすじ

話したこともない彼は、毎週、乾燥機に片方だけの靴下を忘れていく。「忘れてますよ」と言えば済むのに、返したら会う理由がなくなる気がして、私は十二枚をためてしまう。十三回目の水曜、勇気を出して紙袋を持っていくと、彼も同じように紙袋を差し出した。約430文字の、甘酸っぱい両片思いの恋愛掌編。