譲り受けた駄菓子屋のレジの下から、ひらがなだけの脅迫状が出てきた。笑い話で終わるはずの束の底に、昨日の消印の封筒が残っていた。
古い駄菓子屋を譲り受けた杏奈は、バイトのかのんとレジを片付けていて、ひらがなだけの脅迫状の束を見つける。昭和の未解決事件を思わせる書き方に怯えるが、差出人には意外な理由があった。ところが束の底に、宛名が自分の名前の新しい封筒が残っていた。約323文字の、会話中心のミステリー掌編。実際の事件をモチーフにしたフィクションです。