深夜二時の台所で、ナイフを構えた若い強盗に、老人は落ち着いてお茶を淹れる。最後の一言で、それまでのセリフがすべて別の意味に変わる、短い会話劇。
押し入った先の台所で、若い強盗は見知らぬ老人に急須を差し出される。金のありかも、お茶の淹れ方も妙に手慣れた老人の落ち着きに、強盗は調子を狂わされる。二階で物音がしたとき、老人が口にした一言とは。約360文字の、笑って最後に見返したくなるどんでん返しの掌編。