会議室の絵が消えた。額縁だけが残る朝、先輩は静かに言った。見ていたつもりの人に、聞きたいことがある、と。
月曜の朝、会議室の名画が消えたと新人の健太が騒ぐ。先輩の涼子は、昔の美術館の盗難を引き合いに犯人を語り出す。ところが絵は、一週間前に修復へ出されていた。約360文字の、会話中心のミステリー掌編。実際の事件をモチーフにしたフィクションです。