残業の夜、金庫から三百万円が消えた。後輩が語る夜空に消えた男の話は、先輩の鞄へと近づいていく。
残業中のオフィスで、後輩のことねは先輩の大輝に、夜空へ消えた男の事件の話を振る。同じ夜、金庫の売上が消えていた。重そうな鞄を抱える大輝に、ことねは静かに中身を開けるよう促す。結末で、飛んだのは誰だったのかが分かる。約282文字の、会話中心のミステリー掌編。実際の事件をモチーフにしたフィクションです。