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ホラーの作品4作品

おかわり自由

ぼる

残業続きの遥は、駅裏の路地で小さな定食屋を見つける。汁を飲むたびに、知らない誰かの記憶の匂いがした。毎晩通ううちに、先週の仕事が頭から抜け落ちていく。店主が言う本当のお代とは。約650文字の、日常侵食型の掌編ホラー。

ホラー音声あり

八本目

ぼる

町の蕎麦屋の店主に立った悪い噂は、示談が済んだの一言で消えた。常連の「私」は変わらず木曜に通い続けるが、ある日、裏口の傘立ての傘が週ごとに増えていることに気づく。雨の降らない夏の日、店主は「忘れ物です」と笑う。約330文字の、静かな日常侵食ホラー。

ホラー音声あり

スワイプ

ぼる

深夜にショート動画を流し見していた「僕」は、「スワイプしないでくれ」と訴える男の動画を飛ばしてしまう。翌朝、その男が行方不明になっていることを知る。偶然を疑って試した結果、途中で飛ばした動画の人物が現実から消えると確信した僕は、一本の動画も飛ばせなくなる。終わらないフィードの前で、僕の生活は少しずつ壊れていく。スワイプという日常の動作を題材にした、約750文字のメタホラー。

ホラー音声あり

同時視聴、三人

ぼる

深夜に小さな配信を続ける「僕」は、「離婚しました」と話し始める。するとチャット欄の二人が、ひとこと「ちがう」と打ち返してくる。部屋の音が消え、画面が暗いままだと気づいたとき、僕は自分が話せずにいたことを思い出す。約830文字の、切ない余韻のホラー。

ホラー音声あり